「シナリオ：★★★★★★★★☆☆」
「エロさ ：★★☆☆☆☆☆☆☆☆」
「ゲーム性：★★★★★★★★★★＋」
どうも「抜き助」です。
今回はやり込み系ARPG「マジック&スラッシュ-見習い冒険者リルのHな大冒険-」の紹介・感想です。
サークルは「ルナソフト」さん。発売日は2018年7月18日。
ハクスラにエロ要素をプラスした遊べるタイプの同人ゲーム。
いわゆる「ディアブロ」みたいなゲームになっていて、作り込みはかなり本格的。
ボロボロ落ちる装備を拾って「トレジャーハント」が楽しめる。
主人公は見習い冒険者の「リル」ちゃん。
今は亡きめちゃつよ両親の遺伝子を受け継いだ超天才児である。
物語的には「正義が悪を倒す」といった王道タイプ。
とある村で起きた「異変」をきっかけに、リルのHな大冒険が始まる。
感想：GOODポイント
王道だけどほっこりする物語
舞台となるのは「ケイン村」。
主人公「リル」ちゃんの師匠である「ターニャ」ちゃんの生まれ故郷。
冒頭でも触れたように、この村周辺で最近「とある異変」が起きている。
なんと西の街道が突然樹海となり、危険な魔物が住み着くようになったのだ。
というわけで、この異変の「元凶」を探ることが主な目的となる。
物語的には「よくある展開」ではあるものの、調査の中で深まっていく「仲間たちとの絆」に注目。
ほっこりして少しウルッとくる王道物語を楽しもう。
ディアブロライクなハクスラ
このゲームは装備を集めてドンドン自分を強化していくハクスラ作品。
大量の敵を薙ぎ払い、大量にドロップする装備品の中から「ビルド」を構築していく。
最初は地味な戦闘も装備次第で無双ゲームと化し、その爽快感から生まれる中毒性は薬物級。
まぁ要するに「ディアブロみたいなゲーム」と言えばわかりやすいだろう。
もしディアブロを知らないって人は一度調べてみて欲しい。
個人的には一番好きなゲームジャンルだったりする。
豊富なビルド要素
リルちゃんの強さを決めるのは、何も「装備」だけではない。
成長要素は多岐に渡り、それら全てを組み合わせて「ビルド」を構築する必要がある。
例えばリルちゃんは「近接職」と「魔法職」で、クラスの切り替えが可能。
自分の戦闘スタイルに合わせて選択するといいだろう。（自由に変更可）
ちなみに選択するクラスによって立ち絵（服装）が変化する。
もちろん「衣服破損」といったエロ要素もしっかり完備。嬉しい。
クラスの次に紹介したいのが、ハクスラの定番「スキルツリー」。
レベルが上がるとスキルポイントを獲得し、それを消費して自由に振り分けることが出来る。
このスキルツリーはクラスによって内容は異なり、その効果も多種多様。
スキル自体を覚えるものだったり、覚えるだけで効果があるものだったり。
スキルの説明をよく読んで、リルちゃんの強化に役立てよう。
そして強さの個性を一番に際立てるのは、やはり装備品。
この装備品には「レアリティ」、つまりは「レア度」が設定されている。
基本的にレアリティが高い装備ほど付与特性は強く、ゲームの難易度を一気に変える糸口となる。
中でも最高レアリティである「レジェンダリー」装備は非常に強力。
こいつを求めて敵を倒すことが「ハクスラの醍醐味」と言っても過言ではない。
あとは最後にもう一つ。
装備品として「使い魔」という一緒に共闘出来るペットみたいな存在がいる。
こいつの入手方法は少し特殊で、「エンブリオ」という専用アイテムから生成が可能。
そして生成には何故か精子も必要となり、いわゆるエロ絡みの成長要素に繋がる。
ぶっちゃけエロシーンを見るのは面倒だったりもするけど、使い魔自体はかなり強力。
スキップを活用して積極的に生成したい。
リロールでさらなる高みへ
装備にはそれぞれ「特性」が付与されている。（攻撃速度+n％とか）
この特性は完全にランダムなので、欲しい特性のみが付いた装備を入手するのは非常に困難。
そこで輝くのが、特性を変更出来る便利な機能「リロール」。
これを活用すれば、いらない特性をピンポイントで再抽選することが出来る。
まさかリロールまであるとは思ってなかったから、普通にテンションは爆上がり。
ここまでガチハクスラな同人ゲームは他にないと思う。
クリア後からが本番
ハクスラ系のゲームと言えば、基本的に物語部分はおまけ。
本編クリア後からの育成が本番であり、やり込み度が非常に高い素敵なジャンル。
そしてこの「ハクスラの常識」は本作でも例外ではない。
クリア後は難易度「ナイトメア」が開放され、超強化された敵との戦闘が可能。
そしてそのナイトメアをクリアすると、最高難易度である「ヘル」も開放される。
それとこれはちょっとしたやり込み要素ではあるけど、実績なんかもある。
上の画像はノーマルで一回クリアした時点での実績画面。
見ての通りまだ半分も解除出来ていないので、まさしくクリア後からが本番といった印象。
一つの作品を長く遊びたいって人にはうってつけのゲームだと思う。
感想：BADポイント
パッド対応していない
普段パッドでしかゲームをしないって人は注意が必要。
このゲームの操作は全てキーボードマウスで行う必要がある。
マウスクリックで移動・攻撃して、キーボードでスキルを発動する感じ。
まぁ「PoE」とか「Grim Dawn」なんかと一緒。
ただ左クリックに移動と攻撃が同時に設定されてるタイプなので、そこらへんは注意しよう。
エロはおまけ
このゲームのエロは正直おまけと言ってもいい。
というのも、言ってしまえば「よくあるただの紙芝居」だからだ。
それとこれは完全に個人的な意見だが、まず前提として絵があまり好みではない…。（ごめんなさい）
加えて性癖に訴えかけてくるシチュなんかも特になく、「ただただ普通」といった印象。
最後までエロ部分はほぼ全スキップしていたりする。
アイテムフィルターがない
装備が強くなるにつれて不要になっていく低レアリティの装備たち。
分解してリロールに活用は出来るものの、さすがに最低レアリティの装備は不要。
まぁ厳密には拾って損はないんだけど、いちいち拾ってたら所持品がすぐパンパンになる。
なので拾わないようになるのだが、残念なことに非表示には出来ない。
これがちょっとストレスだった。惜しい。
感想まとめ
総評としては神ゲーに近い「良ゲー」。
思ってたよりもハクスラとしての完成度が高く、いい意味で裏切られた感が強い。
というのも、「普通にハクスラ」なんですよね。
正直「同人ゲームでディアブロライクなハクスラは無理でしょ」って思ってた節がありまして…。
あまり期待せずに買ったんですが、ホントに普通にハクスラ。
普通にビルド構築が出来て、普通に爽快感だってある。
とまぁ何が言いたいかというと、ハクスラが好きならおすすめってこと。
ただまぁエロ部分が弱いから、その点だけは頭に入れておこう。
もう少しエロも楽しめたら神ゲーだったのになぁ。ﾎﾞｿｯ
以上、読んでくれてありがとう！
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