「シナリオ:★★★★★★★☆☆☆」
「エロさ :★★★★★★★★★☆」
「ゲーム性:★★★★★★★★★☆」
どうも「抜き助」です。
今回は大手サークルさんから「エニシアと契約紋 ~馬蹄通りの小聖女~」の紹介・感想です。
サークルは「しもばしら工房」さん。発売日は2023年3月26日。
純情シスター「エニシア」が借金返済のため奮闘する聖女もの。
ゲーム性は「古き良き同人RPG」といった感じで、主にエロイベの回収を行う王道スタイル。
目新しい要素としてはダイスによる探索・戦闘なんかが挙げられる。
エロの種類的には着衣エロをメインとした段階エロの流されエロ。
度重なる凌辱はやがて和姦となり、その落差を見ながら股間をイライラさせていく。
清楚だった女子が淫らに喘ぐ「シコギャップ」で心を癒そう。
感想:GOODポイント
思い出を守るために
本作の主人公は「聖ルミネア小教会」でシスターを務める「エニシア」ちゃん。
前任の司祭「メルレク」に拾われた孤児であり、この教会にある孤児院で育った純情無垢な女の子である。
現在はメルレクが亡くなってしまったため、その代理として孤児院と教会をたった一人で管理している。
そんな状況がかれこれもう1年は続いており、今は後任の司祭を待ち続けているという状況だ。
そんな状況下の中、ここで突然「ベルセフ」と名乗る「ジメット商会」の人間が来訪する。
何やら要件を聞くに「この土地はジメット商会のもので、証文もある。」とのこと。
そんなはずはないと権利書を確認するエニシアだが、金庫の中にあるはずのそれが見つからない…。
絶体絶命の大ピンチ!といったところで、ここでベルセフが「悪魔の提案」を持ち掛けてくる。
それはジメット商会から借金をし、そのお金でこの土地を買い取ればいいというもの。
さらには借金の返済に猶予を与える代わりに「契約紋」を受け入れろというおまけ付きである。
ちなみに契約紋に関しては文字にすると長くなるので、とりあえず下にスクロールおなしゃす。
こんな感じの内容となっており、簡単に言うと「絶対に逆らえない淫紋」みたいなもの。
普通であればこんな条件など却下だが、ここはエニシアにとって絶対に譲れない思い出の場所。
この教会と孤児院の子供たちを守るため、エニシアはその体に契約紋を刻み込む。
清楚系女子がビッチへと変わる「えちえち借金物語」を楽しもう。(処女プレイも可)
お金を稼ぐ借金返済もの
本作は「借金返済もの」であるが故に、やることは非常にシンプル。
朝・昼・夕・夜・深夜と移り変わる時間の中で、30日以内に100万円を稼げばOK。(難易度:聖女)
つまりは「日数制限」があるわけだが、正直言うとこれはあってないようなもの。
この日数は簡単に延長することが可能で、期限を過ぎることはまずないであろう設計となっている。
それでも不安な人は難易度を「のんびり」にすれば無制限になるので安心して欲しい。
といった感じで基本のルールはさておき、お次はお金の稼ぎ方について。
エニシアには「教会・接客・神聖術・領主評価・淫技・踊り」といった6つのランクがある。
これらのランクは上げることにより、それぞれがエニシアにとっての「稼ぎ」へと繋がっていく。
例えば上の画像は酒場でのバイトだが、これはランクで言うところの「接客」にあたる。
各ランクには専用のミニゲームやイベントが用意されており、とにかくそれらをこなせばOK。
自ずとエロが発生し、自ずとお金も貯まっていくだろう。
契約紋で広がるエロ要素
本作の目玉は契約紋によって段階的に広がる数々のエロコンテンツ。
エロいことをする内に「聖性」が低下し、「露出耐性」は上がり、追加の契約紋によってエニシアは暴走。
最終的にはドスケベ衣装でスラムを徘徊する画像のようなビッチが爆誕する。
衣装の数も多く、定番の壁尻や銭湯シチュなどエロのバリエーションも非常に豊富だ。
ちなみに契約紋は「エロコンテンツの追加手段」と考えればわかりやすい。
条件によって開放される契約紋を自分で追加し、エニシアとエロ要素をアップデートしていく。
例えば画像の契約紋「舞姫の契約」は、追加すると「踊り子として働けるようになる」というもの。
これはワクワクが止まらない…といったところで、早速実際に働いてみよう。
するとこんな感じでえっちなミニゲーム(ストリップショー)が開始される。
またこのイベントには続きがあり、客が増えると秘密クラブでもっと過激に…なんてことも。
この他にも契約紋によって娼婦になれたり、エッチな夢を見るようになったり。
あんまり言うとネタバレになるので自重するが、段階的にエロが増えるワクワクなシステムと言える。
ダイスシステムによる探索
お次は探索面についてだが、本作の探索は何も「町の中を駆け回るだけ」ではない。
町の外にはワールドマップが広がっており、ここから各ダンジョンへの攻略を行っていく。
また町にある「探索者協会」では仲間を雇うことも可能で、最大3人でのPTプレイが楽しめる。
ダンジョン内にある遺物(お宝)を探し出し、借金返済の足しにしよう。
そしてダンジョン内はちょっと珍しい「すごろく形式」のマスゲーム。
ダイスの目の数だけ移動を行い、残りターン数までに最奥へと向かうといったシステムになっている。
止まったマスによって戦闘やイベントが発生し、もちろんエロもしっかり完備。
連れている仲間に男がいたら…なんていうイベントの作り込み具合にも注目したい。
戦闘はRPGではお馴染みのターン制のコマンドバトル。(戦闘エロはない)
ここでも引き続きダイスを使うことになり、出た目の数によって与えるダメージが上下する。
ちなみにエニシアと仲間たちは経験値を消費してスキルやパッシブを習得することが出来る。
レベルアップ時には「ステ振り」なんかも可能で、ここらへんが俗に言う成長要素にあたる部分。
武器や防具も豊富に用意されており、エロだけでなくゲームとしても楽しい作品だ。
エロもゲームもボリューミー
自分のクリア時間としてはおよそ「15時間」ほど。
この時点ですでにボリューミーな部類だが、実はまだまだエロが残されている。
何故ならこれは「ケツ穴オンリーの処女ビッチプレイ」でのクリア時間だからである。
本番関連のエロを一切見ていない状況でこれなので、ボリュームに関しては何も心配しなくてOK。
一つの作品をじっくり遊びたいゲーマー紳士におすすめだ。
感想:BADポイント
ダンジョンでのエロは少なめ
悪い部分を見つける方が難しいが、ちょっと感じたのコレ。
ダンジョン内でのエロがちょっと少ないというか「物足りなさ」みたいなものを感じる。
というのもダイスを振って移動する仕様なので、運次第ではエロが発生するマスを避けてしまう。
戦闘中にエロもないため、場合によっては全くエロを見ないまま攻略が終わったり…。
ただいくつかエロに特化したダンジョンはあるので、そこまで不満というわけでもない。
世界観が小難しい
これは自分がアホなだけではあるが、世界観を理解するのに少し骨が折れる。
本作は世界設定がかなり作り込まれており、過去の出来事なんかが図書館にまとめられている。
自分はブログをやってるくせに文字を読むのが苦手なので、ここで少し「ウッ…」となってしまった。
ただまぁ別に読まなくても本編中でわかるようにはなっている。
胸のデカさが物足りない
もはや悪い点とは?となってきたので、ただの自分の性癖による不満点を挙げていく。
それはもう少し胸のデカさが欲しかった…というもので、ただホントにそれだけ。
そもそも普通で考えたら十分にデカいし、これは爆乳好きによるただの戯言だと思って欲しい。
まぁでも胸のサイズの変更が欲しかったなぁとは思っていたり。
感想まとめ
総評としては神ゲーに近い「良ゲー」。
性癖や絵の好み的に若干エロが刺さらなかったが、そこはめちゃシコなシチュによって相殺。
壁尻や肉便器といった「定番」は全て網羅されており、股間に訴えかけてくるような名作となっている。
ただ最近は「動くエロ」に見慣れたせいか、少しエロのインパクトは弱いように思っていたりも…。
作り込み的には間違いなく神ゲーなのに自分も贅沢になったものだなぁと感じる。
あとはゲーム部分についてだが、これは個人的にかなり良かったように思う。
というのも同人RPGはどうしても典型的になってしまい、やればやるほど「マンネリ」が伴う。
しかし本作はすごろく形式にすることで、そこに見事に「新鮮味」を加えることに成功している。
また契約紋によって次々とエロが増えるため、イベント回収の作業感もほとんど感じることはない。
マンネリに対して上手く対処がなされた「頭の良い作品」のように感じた。
以上、読んでくれてありがとう!
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