「シナリオ:★★★★★★☆☆☆☆」
「エロさ :★★★★★★★☆☆☆」
「ゲーム性:★★★★★★☆☆☆☆」
どうも「抜き助」です。
今回はNTRな同人ゲー「背徳のエリシア ~寝取られ人妻魔導士~」の紹介・感想です。
サークルは「スタジオVR」さん。発売日は2023年3月24日。
むっちむちな若奥様「エリシア」が夫を救うべく奮闘する同人NTR。
エロ絵は全てAI生成によるものだが、本作はそこに加工・加筆・演出を加えたアレンジ版。
差分がしっかり用意された「一味違うAI生成作品」となっている。
また本作は「見るだけ」な戦闘システム(オートバトルシステム)なんかも特徴的。
戦闘中にプレイヤーは一切の介入が出来ず、やれることとしては主に戦闘前の下準備。
ステータスを上げ、装備を整え、自動で戦うエリシアちゃんを見守ろう。
感想:GOODポイント
夫の呪いを解くために
物語は主人公の「エリシア」と、その夫「アレク」の結婚式シーンから始まる。
2人は幼馴染となっており、この港町アストレアで永遠の愛を誓おうとしていた。
しかしここでダスティン・ホフマンとはちょっと違うが、「異議あり!」と声を挙げる者が登場する。
それが呪術師の「ジュード」ってやつで、要求としては「俺の嫁に来い」とのこと。
しかしそんな要求を受け入れるはずもなく、エリシアはそれを強く拒絶。
するとジュードは逆ギレし、エリシアに向けて呪術を放つのだが、それをアレクが庇い倒れてしまう。
そして「そいつを助けたいなら俺の家に来い」とエリシアを脅迫し、この場を去っていく。
とんだクズ野郎だが、愛するアレクのためにエリシアはジュードの元へと向かうことに。
そしてそこでエリシアは「魔物の住まう塔」の存在を耳にする。
何やらその塔の最上階には呪術を解くための書物があるらしく、それがないとアレクは死ぬとのこと。
なんならアレクの命は持って数日なため、そもそも取りに行っている間に死んでしまうという。
一体どうしたら…と絶望するエリシアだが、ここでジュードがその呪術を緩和(延命処置)が出来ると話す。
もちろんタダではない。条件としてジュードはエリシアの体を要求し、エリシアはそれを渋々承諾。
全ては愛する夫のため。ジュードとパコりながら塔の最上階を目指そう。
脳死可能なオートバトル
本作の目的は塔の最上階にある解呪の書を手に入れ、最愛の夫アレクを救うこと。
リミットは30日となっており、それまでの間に一層から順番に三層までをクリアしていく。
大まかな流れとしては「戦闘への下準備→塔に挑戦→エロが発生」を繰り返すという流れだ。
日数管理を行いながら計画的に塔を攻略しよう。(ちなみにマルチED)
そして塔での戦闘はこんな感じのサイドビューバトル。
一見ありふれた感じに見えるかもしれないが、なんと本作の戦闘は操作不要の完全オート仕様。
見てるだけと言えばそうだが、コマンドバトルに飽きた人にとってはちょっと新鮮。
戦闘前の下準備がより重要性を増し、個人的には「有り」のように感じた。
倍速機能も4倍速まで用意されており、かなりテンポのいい戦闘が特徴的となっている。
売春や装備でエリシアを強化
エリシアは「強淫魔法」の効果により、エロいことをすればするほど強くなる。
例えば街では売春を行うことが可能となっており、売春を行うと各種ステータスが上昇。
またお金を貰うことも出来るため、まずは売春でお金を貯め、装備を整えていきたいところ。
装備はこんな感じで武器・防具屋から購入が可能となっている。
種類はそこまで多くはないが、ちょっとしたビルド構築が楽しめたりとそこそこな作り込み。
ゲーム性を重視するなら物足りないと思うが、エロ重視であればこの程度がベストなのかもしれない。
あとは装備の他にも魔法なんかも購入出来るので、装備と合わせてエリシアを強化していこう。
AI絵による美しい女体
ここからはエロ部分について触れていく。
冒頭でも触れた通り、本作のCGと立ち絵はAI生成した絵に加工・加筆・演出を加えたものとなっている。
なので差分がしっかり用意されており、普通のAI生成作品よりエロシーンへの没入感は高い。
ただエロいかと聞かれると少し微妙で、「抜ける」というよりかはどちらかというと「目の保養」路線。
「綺麗な女体を眺めるのにはいいよね」って感じで、あまりムラっときたシーンはなかったりする。
とは言え目の保養としてはうってつけで、絵そのものの満足度自体は高い。
衣装の数の暴力
そしてこれが本作の一番の目玉。
エリシアには立ち絵が変化する数々のドスケベ衣装が用意されている。
その数なんと50種類以上となっており、まさしくこれこそが「AI生成の強み」といった部分。
中にはキャラデザが若干変わっているものもあるが、全体的に絵のえちえち度は高め。
ちなみに衣装を買うとHPが上がるので、育成要素の一つとしても機能している。
感想:BADポイント
着せ替えの意味が薄い
先程話したように、本作は着せ替え要素がとても充実している。
しかしながら着せ替えをする意味があまりなく、利点と言えばHPが上がるぐらい。
衣装によって能力が変わるなんてこともなければ、NPCのテキストが変化するなんてこともない。
「ただ衣装の数が多いだけ」といった印象で、どうしても手抜き感を感じてしまう。
まぁ実際これだけ衣装が多いと作るのも大変だろうが、せめてテキストは変えて欲しかった…。
ボリュームはない
画像左下にあるように、自分のプレイ時間としては約2時間半。
ただこの記事の構成を考えたりメモを取りながらのプレイなので、実際は1時間半ぐらいだと思われる。
といった感じで、正直言うとボリュームはあまりない。
一応実績で「15日以内にクリア」的なやり込み要素はあるが、それをやらなければすぐ終わるだろう。
低価格な作品なのであまり強く言うつもりはないが、もう少し遊びたかった感は強い。
単調なゲームプレイ
本作は最初から最後までやることがほとんど変わらない。
「進めば新しい要素がアンロック!」的なものはなく、基本的にはずっと一本道となっている。
特に気になったのは街の作り込みで、マップが1エリアしか用意されていない。
また街にいるNPCと売春が出来るのだが、これも種類が少なく、一人のNPCに対してエロシーンは一つ。
一度見たらそれで終わりだし、リターンも中盤以降は微妙なため、売春を行う意味が皆無となる。
とりあえず売春システムを入れてみました!という感じで、ここでも手抜き感を感じてしまった。
感想まとめ
総評としては「凡ゲー」。(好きな人ごめんなさい)
AI生成の絵ということで「絵の破壊力・上手さ」に関しては文句なし。
リアルな肌の質感、大きなおっぱいなど、女体の美しさをこれでもかと堪能することが出来た。
しかし反面ゲーム部分に粗が見受けられ、特に着せ替え要素や売春部分に詰めの甘さが目立つ。
どちらもやる意味がほとんどないため、単調なゲームプレイを更に加速させてしまっている。
ただ唯一ゲーム部分で良かったなと思うところがあって、それが完全オートな戦闘システム。
装備が少ないので幅こそないが、戦闘前の下準備(ビルド構築)を考えるのはなかなかに楽しかった。
これが仮にもっと装備が充実していてビルドに幅があったなら、もっと評価は高くなっていただろう。
といった感じで、「何とも惜しい目の保養ゲー」といった印象。
おすすめとは言えないが、まぁ安いので、絵が好みだという人は遊んでみてもいいのかもしれない。
以上、読んでくれてありがとう!
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