「シナリオ:★★★★★★★★★☆」
「エロさ :★★★★★★☆☆☆☆」
「ゲーム性:★★★★★★★★★★+」
どうも「抜き助」です。
今回は男受けな搾られ系RPG「INNOCENT RULES」の紹介・感想です。
サークルは「リーフジオメトリ」さん。発売日は2023年6月10日。
かの有名な「SEQUELシリーズ」を手掛ける「はきか」さんの最新作。(2023年8月現在)
本作はそのSEQUELシリーズの外伝的作品となっており、世界観の繋がりとしてはそこそこ深め。
しかしながら物語自体は独立しているため、シリーズ未プレイの人でも特に問題はなし。
「本作から始めて気に入ったら過去作を漁る」という遊び方もおすすめだ。
舞台となるのは数多の「星」が点在する異世界「パーラテス」。
星とは言わば国のようなもので、主人公の「イノ」はとある理由からこの星々を旅することになる。
詳しくは記事の中で説明しよう。
感想:GOODポイント
パーラテスでの大冒険
というわけで、まずはあらすじから。
冒頭でも触れたように、本作の主人公は「イノ」という名の旅人(男の娘)となっている。
物語はイノが謎の異世界で目覚めるシーンから始まり、そこで「カーモス」という謎の人物と遭遇する。
開幕から謎だらけだが、ともかくイノはカーモスと戦うことになり、そしてまさかの完全敗北…。
気が付くとまた違う異世界で目覚め、もはや頭の中は「?」でいっぱいな状況だ。
すると今度は「タハティ」という魔女っ子と遭遇し、ここでガツッと説明タイム。
何やらここは「パーラテス」という世界で、「イノのいた世界の中にあるもう一つの世界」だとのこと。
しかも驚くことにタハティはこの世界の創造主らしく、ここにイノを呼んだのもタハティだと言う。
一体何故イノを呼んだのか。その理由はイノを「理の主」に加えたいからだった。
理の主とはパーラテスの国々に存在するリーダーのようなもので、世界の維持に必要な重要ポジション。
そして今まさにこの世界が滅ぼうとしており、それを回避するためにイノの力が必要だと話す。
「僕が役に立てるなら」と協力的なイノだが、ここでタハティがその「代償」についてを告げる。
なんと一度理の主になってしまうと、もう二度と元の世界には帰れないらしいのだ…。
これは悩みどころ…かと思いきや、ここでまさかのあっさりOKという闇の深い行動を取るイノ少年。
タハティとしては嬉しい選択ではあるのだが、さすがにせめて現状を把握してから決めて欲しい…。
ということで、まずはこのパーラテスを旅して、その上でどうするかを決めることに。
果たしてイノは旅の中で何を想い、どのような選択を取るのか。そして冒頭に登場したカーモスとは?
パーラテスの命運を左右するイノの大冒険が始まる!
本格的なターン制バトル
リーフジオメトリさんと言えば戦略性の高いターン制コマンドバトルが特徴的。
ターン制は飽きたという人でも侮るなかれ、抜群のレベルデザインで手に汗握る「死闘」が楽しめる。
もはやPTの役割分担は必須といったところで、頭を使って戦わなければ勝算はないに等しいだろう。
ただそんなヘビーな戦闘がずっと続くのかと言うとそうではなく、基本的に死闘となるのはボスオンリー。
雑魚は比較的弱めにデザインされており、もし面倒であればオートで戦ってもOK。(倍速機能もある)
雑魚はサクッと済ませ、ボスはズシッと戦う。そんなメリハリのある戦闘を楽しもう。
そんな感じでお次は戦闘とは関係ないが、ゲーム全体の流れについても触れておく。
本作は「無地のアイノア」という場所を拠点とし、そこからパーラテスの星々を旅することになる。
所謂「ステージクリア型」みたいになっていて、攻略する順序としては任意。(序盤は固定)
もし目的を忘れてしまった場合は「冒険者の手記」からいつでも今の目的を確認することが出来る。
あとはサブクエなんかもあるので、メインを進めながら回収していきたい。
そんでもってお次は「仲間」についても触れておこうと思う。
本作は冒険を進めていく上でかなりの数の仲間(メスの魔物)がPTに加わっていく。
その数なんと30キャラ以上となっており、もちろんそれぞれに専用のスキル・パッシブを完備。
PTに入れられるのは5名までなので、「どの娘を連れて行こう…」と悩むことは必至。
自分の推しを見つけ、育てて、立ちはだかる強敵との戦闘に備えよう。
充実の成長要素
本作の成長要素は大きく分けて3つ。
1つは装備、1つはスキル、そして最後に「マナの恩恵」となっている。
まずは装備についてだが、上の画像のような感じになっており、特に注目して欲しいのはテキストの色。
これはレアリティのようなもので、白・青・オレンジと存在し、白以外は特殊効果が付与されている。
例えば画像の「花の杖」の特殊効果は消費SP10%減少かつ、花の癒やし・花の衝撃というスキルの習得。
このように装備によって特徴があり、「どのキャラにどの装備を付けるか」が非常に重要となる。
また仲間限定ではあるが、「技結晶」という項目もあり、任意のスキルを仲間に付与することも出来る。
色々と弄くり回しながら役割分担を最適化させていきたい。
そしてお次はスキルについて。
これは特に説明するまでもないと思うが、スキルツリーから様々なスキルを習得することが出来る。
習得にはLPが必要となっており、LPはレベルが上がった際に獲得が可能だ。
ちなみにこのスキルツリーはイノだけでなく、全ての仲間にもしっかり用意されている。
30キャラ以上のスキルを考えるのはさぞ大変だったことだろう…。すごい。
そして最後は「マナの恩恵」について。
イノは敵と戦闘することにより、「マナの輝き」たるものを少量ずつ獲得していく。
このマナの輝きは仲間に与えることが可能で、与えた仲間はその与えたマナの輝きの量に応じてマナの恩恵(レベルのようなもの)が上昇する。
マナの恩恵が上昇するとステータスがグッと上がるため、攻略が格段に楽になっていく。
とまぁちょっとややこしいが、この世界ではマナ=精液である。
つまりは精液を仲間に与える。すなわち「エロいことをすれば強くなる」と覚えればOKだ。
女性上位の搾られ系エロ
さてさて、お次はお待ちかね?なエロ部分について触れていく。
本作のエロは全てCGとテキストによって展開されるシンプルなエロとなっている。
ジャンルとしては「女性上位の搾られ系」で、強制搾精といったワードにチンピクするなら素質あり。
デフォルメの強いムチムチガールたちとの搾精ライフが楽しめる。
ただ注意点として本作には「男同士」というシチュがあり、ここは人によって好き嫌いが分かれるかも。
でもまぁイノはかなり中性的(男の娘)なので、ふたなり感覚で楽しめたりはする。
こんな感じで、これはもはやちんこの生えた女の子。
断じてガチムチ系ではないため、例え男同士であろうが不快感は感じないかと思われる。
まぁどうしても無理なら見なければいいし、シーン前に警告もあるので、そこまで警戒する必要はない。
ボリュームたっぷり
本作は本編のボリュームもさることながら、クリア後に遊べる要素も非常に多い。
例えば未踏の地への新たな冒険、拠点作り、強くてニューゲームなどなど。
ちなみに自分のプレイ時間はクリアまでに25時間、そしてクリア後の要素に触れて35時間ほど。
これほど遊んでいてもまだやることは残されており、それが上の画像の「ウネルマの最果て」だ。
ここはVer.1.10で追加された仲間に「縛り」のある高難易度ダンジョン。
そして実はもう一つあって、それが「死忘れのオヴィトリ」。
こちらも同じくVer.1.10で追加された高難易度ダンジョンで、難易度はウネルマの最果ての更に上。
試しに軽く突っ込んでみたが、レベルカンストでもボコボコにされて笑ってしまった。
といった感じで、やり込み要素は非常に豊富。ゲーマー紳士は要チェック。
感想:BADポイント
あくまでメインはゲーム部分
これは自分の主観だが、本作(というかシリーズを通して)のメインはあくまで物語と戦闘だと思っている。
エロを見る時間より普通に遊んでいる時間の方が圧倒的に長いため、エロを付属品だと思っている節が強い。
何て言うか乳首解禁のCSゲームみたいなイメージで、割合としてはゲーム性が8のエロが2。
まぁ何が言いたいのかと言うと、エロを目的として買うのはちょっと違うかもというお話。
「ゲーム性なんかは二の次だ!」という人は気を付けよう。
仲間の入れ替えが拠点オンリー
本作は30キャラ以上の仲間から5名を選び、自分の理想のPTを編成することが出来る。
しかしながらキャラの入れ替えが拠点でのみとなっており、その仕様に若干の手間を感じてしまう。
というのも、サブクエ等で普段使っていないキャラの同行を要求される場面が多々あり、
その際はいちいち拠点に戻ってキャラの入れ替えを行わなければならない。
ただまぁ手間とはいっても拠点に戻るだけではあるので、気にならない人は気にならないかも。
ちょっと無理矢理探したBADポイント。
常時倍速化が出来ない
本作は戦闘中にQキー、あるいはCtrlキーを押すことで戦闘の倍速化が出来る。
ただし倍速になるのはキーを押している間のみで、「一度押すと常時倍速化」という機能はない。
ちなみにパッド操作の場合は倍速化させるボタン自体がなく、ここは結構不便に感じたポイント。
決定ボタン長押しで倍速出来たら嬉しかった。
感想まとめ
総評としては神ゲーに近い「良ゲー」。
リーフジオメトリさんの作品はほぼ全て遊んでいるが、本作は特に戦闘が面白かったように思う。
というのも本作は仲間が非常に多く、しかもその仲間たち全員が独自のスキル・パッシブを持っている。
これのおかげで仲間が増えるたびに「スキルを確認→ほぅ、試しみよう」といった流れが生まれる。
実際自分もそうなったし、やはりPTのビルド幅が広いことはそのまま「戦闘の面白さ」へと直結。
結果として戦闘がこれまで以上に楽しく感じたのかな?なんて思っていたり。
もちろんボスギミックなんかも面白さの要因の一つではあるが、根底は仲間の多さだと思う。
ちなみに話は変わるが、本作はイノの相棒として「フィーデ」という使い魔(小悪魔)が同行する。
このフィーデがいいキャラをしており、加えてイノとの信頼関係が深まっていく様子も見ていて非常に心地が良い。
戦闘だけでなく物語部分も素敵なので、気になる人は是非とも遊んでみよう。おすすめ。
以上、読んでくれてありがとう!
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