「シナリオ:★★☆☆☆☆☆☆☆☆」
「エロさ :★★★★★★★☆☆☆」
「ゲーム性:★★★★★★★★★★」
どうも「抜き助」です。
今回は遊べる系の同人ゲーム「Lost Chapter」の紹介・感想です。
サークルは「アルミカディア」さん。発売日は2022年9月6日。
ダンジョンからの脱出を目的としたローグライトなカードゲーム。
似てるゲームとしては「Slay the Spire(以下StS)」と言えばわかりやすいと思う。
同人ゲームでStS系は初めてだったんだけど、やっぱりこのシステムは安定して面白い。
もしStSを知らない人は調べてみて欲しい。名作です。
とまぁ話が逸れましたが、まず最初は物語について…
なんだけど、正直このゲームに物語はないと言ってもいい。(あるにはある)
「とにかくダンジョンから脱出しよう!」って感じで、世界観の説明とかは特にありません。
何だろう、考察系…って言えばいいのかな。まぁそんな感じ。
感想:GOODポイント
戦略性のある戦闘
「StSみたいなゲームです!」ってのはさすがに雑なんで、簡単に説明します。(伝わる人は飛ばそう)
バトルの基本としてはターン制。
自分のターンになるとカードを2枚ドローし、画像中央の白い玉(AP)を消費してカードを使用出来ます。
消費されるAPの量はカードによって異なり、カード右下の数字がAPの消費量です。
カードが使えなくなったらターン終了、敵のターンとなります。(任意でターン終了も可)
そんでまた自分のターンになればAPが回復、カードをドロー。その繰り返し。
戦闘を重ねて様々なカードを獲得し、デッキを強化しながらダンジョン踏破を目指します。
もちろんカードの効果は多種多様。どのカードを使うかで「ビルド」を構築出来ます。
これがデッキ画面。
カードは戦闘終了後「ランダムに」3枚提示されて、その中から1枚を選んで獲得出来ます。
それとダンジョン探索中にイベントが発生するんですが、そのイベント中でも獲得する事が可能です。
ちなみにカードは多ければいいと言うわけではなく、「あえてカードを削る」ことも大切。
何故かというと、戦闘中に使用したカードは「消える」わけではないからです。
もちろん墓地には入りますが、デッキを使い切ると墓地からまたデッキへと戻ります。
つまりはカードが少ない方が「使用するカードを絞れる」ってことですね。奥が深い。
それともう一つ、「称号」っていう成長要素もあったりする。
これは条件を満たせば称号を獲得出来て、能力強化などの様々な恩恵が得られるよってやつ。
例えば画像の「はじまりの種」は処女を失うと獲得出来て、最大LP(体力)が20増加する。
ビンゴカードみたいになってるのも特徴的で、横か縦で揃うと追加でボーナスが貰える。
特に横ボーナスはAPが増えるからとっても魅力的。まぁ縦も強いけど。
えちえちカードバトル
「エロ要素はよ!」って人。おまたせです。
このゲームの敵はカードバトル中に「エロ攻撃」を仕掛けてきます。
基本的には「拘束→凌辱→射精」って流れになっていて、拘束・凌辱中は体力ではなく「RP」にダメージを受けます。(画像右上の♥マークのやつ)
これが0になると主人公は絶頂し、しばらく行動不能になります。
なので圧倒的に不利になっちゃうんですが、これは同時にチャンスでもあったりする。
何でかって言うと、敵が射精すると今度は敵が行動不能になるんですよね。
しかも加えて形勢逆転の「一撃必殺カード」が出現します。
その名も「キンケリ」。
これが決まると敵は○ぬ。エロが攻撃へと転じるナイスなシステムです。
ということなので、このシステムを最大限に活かすためにビッチビルドを作りましょう。
つまりは「敵から」ではなく、今度は自分からエロ攻撃を仕掛けるわけですね。
画像のように「グラインド」カードで敵を強制的に射精させ、最強の奥義「キンケリ」を決める。
こういったエロに特化したビルド構築も出来ます。うーむ、楽しい。
豊富なイベント
ダンジョンは何も全てがカードバトルってわけではありません。
階層ごとにランダムで様々なイベントが発生し、プレイヤーの選択によって攻略難易度が大きく変わります。
例えば主人公の能力が上がったり、アイテムが貰えたり、お金が増えたり、逆に減ったり…。
ここらへんは運が絡むから人によってはイラッとするかもだけど、まぁローグライクってそういうゲームです。
あとはもちろんエッチなイベントもあって、特に「膨乳化(巨乳化)」はテンションが上がった。
そのまんま巨乳になるイベントなんだけど、ちゃんと立ち絵に反映されるし、戦闘のエロ絵も変わるんですよ。
ムチムチでとってもえっちです。(逆にロリ化する「退行化」ってのもあるよ!)
ついついやっちゃう中毒性
このゲーム、難易度は比較的高めです。
周回前提で作られてるので、まぁ何度もやられます。(やられたら最初から)
だけどついつい「もう一回!」となって遊んでしまう中毒性がある。
その原因となっているのは上の画像のやつで、前回の進行度によってポイントが貰えるんですよ。
それでそのポイントを消費して、開始時にボーナスを付与出来ます。
こんな感じで、ちょっとした「強くてニューゲーム」が味わえる。
このボーナスは完全にランダムなんだけど、何回でも再抽選が出来ます。
なので自分が気に入るボーナスが出るまで粘ろう。
まぁでも何回でも再抽選出来るようにするなら「もうそれ選択でよくね?」感は正直ある。
けどもあえて深くは触れないでおこう。
クリア後も遊べる
値段が千円以下なんで「クリアしたら終わりかな?」と思ってたんですが、まさかの「限界突入モード」ってのが解禁されてびっくり。
これはひたすらダンジョンに潜れるモードで、新たな強敵なんかも追加されるみたい。
まだ遊んでないんだけど、この記事を書き終わったら遊んでみようと思う。
それとこれはおまけ程度だけど、回想モードも追加される。
画像のように主人公の状態や敵の種類を選択して「エロ」を楽しめる。活用しよう。
感想:BADポイント
1プレイに時間がかかる
中毒性があるからそこまで気にはならなかったけど、普通に考えてみると1プレイが結構長い。
なので疲れる人は疲れると思う。
ただまぁ中断は出来るからどうなんだろう。
「中途半端に終わるのが気持ち悪い!」って人は時間が溶けるので注意って感じかな。
正直ちょっと無理矢理探したBADポイントではある。
テキスト送りが少し遅い
テキスト送りが遅いせいで少しテンポロスしてるのかなって思いました。
「~した」、「~された」とかを自分で送れないんですよ。
まぁ最初は全然気にならないんですけどね。
でもやっぱり最適解みたいなものを見つけ出してから「はよ!」となってしまう場面がチラホラ。
自分がせっかちなだけって可能性はあります。
オプションで送りスピードの変更とか出来ればよかったです。
難易度選択がない
さっきも少し触れたけど、このゲームって結構難しい。
自分はStSとかやってたから、まだコツみたいなものはわかってるんですけど、それでも要所に歯応えを感じたんですよね。
なのでStS系のゲームをやったことがない人は、多分なかなかに苦戦するはず…。
まぁ全然無理ゲーってわけではないので、周回してれば必ずクリアは出来ます。
でもやっぱり難易度変更はあった方がいいのかなって思いました。
感想まとめ
総評としては「良ゲー」。
ビルド構築の幅が広く、かつエロもいい塩梅。
メインであるゲーム部分の邪魔になってないし、思いの外ムラムラ出来て高評価。
ただ物語を楽しみたいって人にはおすすめしません。(考察好きならワンチャンある)
あくまでカードゲームをしながらエロを楽しむ作品といった印象。
まぁStSが好きな人ならまず間違いなく楽しめる。
やったことがないって人もやってみて欲しいなって思います。
値段も安いのでおすすめ。
以上、読んでくれてありがとう!
コメント