「シナリオ:★★★★★☆☆☆☆☆」
「エロさ :★★★★★★★★★☆」
「ゲーム性:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆」
どうも「抜き助」です。
今回は「夏休み明けの彼女は… チャラ男好みの黒ギャルビッチに」の紹介・感想です。
サークルは「ピンポイント/キングピン/ピンポイントクイック」さん。発売日は2019年7月12日。
ヤリチンのチャラ男が両想いの男女を破滅に導くADV。
夏休みの前後で豹変するヒロイン「天河花奏」のビッチっぷりは目の保養。
「何故そうなった…」と言わせんばかりのドスケベギャップに注目したい。
主人公は映像研究部に所属する映画好きな男の子「西田一」。
前述した通り「一と花奏は両想い」となっており、結ばれるのは時間の問題といった幸せの絶頂期。
しかしそこに現れた「松岡玲二」によって全てが狂い始めるのであった…。
感想:GOODポイント
ヤリチン男に口説かれて…
繰り返しにはなるが、主人公「西田一」とヒロイン「天河花奏」は両想い。
お互い映画好きということもあり、映像研究部の部活動を通じて親睦を深め合っていた。
しかしそこに現れたのが、クズと悪名の高いチャラ男「松岡玲二」。
花奏は玲二のようなタイプが生理的に受け付けず、執拗なアピールを強い言葉で回避する。
しかし玲二は女慣れしたヤリチンボーイ。
今まで頑なだった花奏も「隙」を突かれ続け、あろうことかデートの誘いに応じてしまう。
その手口は非常に巧妙で、読んでる側も納得してしまうほどの出来の良さ。
急展開に感じるかとは思うが、実際にはここに至るまでに数多くのドラマが用意されている。
そしてデートが終わり、その帰り道で花奏は玲二から突然のキスを受ける。
しかし花奏にとって玲二はまだ苦手なタイプであり、初めてのキスだったのも重なって花奏は激怒。
二度と近寄らないでと強く拒絶するが、そのキスの瞬間をスマホに残されてしまう。
加えて「夏休み中は俺の女になれ、じゃないと一に送る」と脅され、花奏はこの無茶苦茶な条件を承諾。
一に嫌われたくない、汚れていると思われたくないという一心からだった。
それから花奏は玲二の言いなりとなり、専用肉便器として姿を変えていくのである…。
黒ギャルビッチに大変身
本作の見所は夏休みの前後で様変わりする花奏の外見と性格。
夏休み前は清楚だった花奏だが、玲二からの度重なる調教を受けて心身ともに堕落。
玲二好みの黒ギャルビッチへと変貌し、そこにピュアだった頃の面影はほとんどない。
この豹変っぷりに一は驚きを隠せず、「何があったんだ…」と目を疑う。
しかもあれだけ嫌っていた玲二を「れーくん」と呼び、学校でバキュームフェラまでする始末。
「愛してるぅ♥ 」と甘い言葉を投げかけ、腰を振って媚びを売っているのだ…。
このようなギャップが非常にエロく、下品な淫語と相まってシコ度は高め。
黒ギャル好き、淫語好きなんかにはたまらない作品となっている。
精神を揺さぶる胸糞エロ
これは素直に良い点とは言い切れないが、本作のメインとなるエロは胸糞エロ。
玲二は完全に花奏を道具として扱っており、そこに恋愛感情なんてものは一切ない。
花奏の一生懸命な恋心を平気で踏みにじり、ただの暇つぶし感覚で花奏の人生をもぶっ壊す。
また花奏に対して小馬鹿にするような描写も多く、それらからくる特有のエロが特徴的。
人によっては合わない可能性はあるので注意したい。
ドスケベな淫語ボイス
この手のエロゲーでは定番だが、花奏のテキストは全てフルボイス。
下品な淫語が多い作品なため、その迫力、耳の保養感は大満足の一言。
また黒ギャルになってからは声色が変わり、ギャルっぽい話し方になるのも嬉しいポイント。
頭の緩そうなドスケベボイスが楽しめる。
ボリュームも◎
本作のエロシーンは全部で14シーン。
1つ1つのエロシーンにボリュームがあり、その作り込みは非常に濃厚。
参考として自分がフルコンプまでにかかった時間は約5~6時間ほど。
もちろん大ボリュームとまでは言わないが、個人的には満足出来ている。
感想:BADポイント
エロまでが少し長い
少し気になった点としては、花奏が玲二になびくまでが結構長い。
この記事で紹介したあらすじはその大半を端折っており、どうまとめたものかと頭を抱えていたりする。
それほど描写が丁寧で、花奏と一の絆を表すシーンや、玲二との会話シーンが盛り沢山。
もちろんこれは悪いことではないのだが、個人的には少し冗長な印象を受けた。
主人公がヘタレ過ぎる
本来の花奏は一のことを真っ直ぐに見つめる純情女子。
その様子はマジもんに可愛く、一も花奏のことを心から愛している。
らしいのだが、一の行動を見ているとそれを疑わざるを得ない。
花奏の異常な有様を知りながら特に大きな行動はせず、ただただ経過を眺めるのみ。
挙句の果てには玲二の言いなりになり、目を覚ましてくれと花奏側に希望を託す始末。
本気で好きなら行動しろと少しイライラしてしまった。
めっちゃかわいそう
前述もしたが、本作は良くも悪くも胸糞が悪い。
玲二のクズっぷりが半端ではなく、見ていて精神的にくるものがある。
自分はギリ耐えれたから良かったものの、人によっては気分が沈んでしまうかも。
ネタバレになるので詳しくは触れないが、おそらく玲二をぶっ○したくなるだろう。
感想まとめ
総評としてはギリギリ「良ゲー」。
全体的に胸糞は悪いものの、黒ギャルや下品といったエロジャンルが性癖にマッチ。
かわいそうだなと思う場面も多いのだが、何やかんやで股間を勃起させている自分がいた。
なのでエロに関しては概ね満足しており、抜きゲーとしての実用性は高い。
しかしどうしても気になるのが、前にも述べた主人公のヘタレ具合。
どうしても「お前ホントにそれでいいの?」と思ってしまい、最後まで主人公に共感することはなかった。
それと花奏を小馬鹿にする感じが見るに堪えない感じはある。
男がクズなシチュは好きだけど、個人的に何かこうイジメ感が強いクズさは苦手だったり…。
とまぁちょっと否定的な感じにはなったが、エロいことに間違いはない。
胸糞系、かわいそう系が大丈夫であればおすすめ。
以上、読んでくれてありがとう!
コメント