「シナリオ:★★★★★★★★★☆」
「エロさ :★★★★☆☆☆☆☆☆」
「ゲーム性:★★★★★★★★★★+」
どうも「抜き助」です。
今回はゲーム性抜群な神ゲー「エルローグ」の紹介・感想です。
サークルは「セツナソフト」さん。発売日は2022年11月26日。
山で育った女の子「エルミア(エル)」を主人公とした本格派ローグライト。
不思議のダンジョン系の作品となっており、「自分が動けば敵も動く」といったシステムが特徴的。
ようするに「風来のシ○ン」や「トル○コの大冒険」みたいなゲームとなっている。
物語の目的としては「おいしいゴハン」を求めて「楽園」を目指すこと。
しかし楽園に行くには条件があり、その条件を満たすためにダンジョンを攻略していく。
詳しい事は記事の中で説明しよう。
感想:GOODポイント
おいしいゴハンを求めて
物語は主人公の「エルミア(エル)」が洞窟で遭難する場面からスタート。
そこでエルは「アリボウ」という料理人と出会い、共に脱出を試みる中でアリボウの目的を耳にする。
何やらアリボウは幻の食材が眠る「楽園」を目指しているらしく、エルはそんな話に興味津々といったご様子。
それもそのはずで、エルは「おいしいゴハン」を求めて旅をする食いしん坊な女の子。
心が踊らないわけがなく、エルはアリボウと協力して楽園を目指すことを決意する。
しかしながら楽園に行くためには「四つの食」を知り尽くす必要があるとのこと。
ちなみに四つの食の「四つ」はダンジョン、「食」はレシピのことを指している。
つまりまとめると、四つのダンジョンで食材を集めてレシピを完成させればOKという次第だ。
もちろん食材集めはエルが担当し、調理はアリボウが担当することになる。
全てはおいしいゴハンのために。エルたちの大冒険が今、幕を開ける!
誰でも楽しめるローグライト
冒頭でも触れたように、本作は不思議のダンジョン系のローグライトRPG。
よって戦闘は「風来のシ○ン」のようなものとなっており、その作り込みは良い意味で普通のローグライト。
同人ゲームだからといって侮るなかれ、かなり本格的なターン制コンバットが楽しめる。
また本格的でありながら仕様自体は優しく、ゲームオーバーになっても所持品を失わないのが特徴的。
この手のジャンルが苦手な人でもゆる~く遊べる設計となっている。
ゲームの流れとしてはダンジョンで食材を集め、レシピを埋めるというシンプルなもの。
レシピには洞窟、平原、森林、水辺など種類があり、これらのコンプを狙いつつ攻略を進めていく。
ちなみに作った料理はアイテムとして使うことが可能で、使うとSAN(正気度)が回復。
SANとは空腹ゲージみたいなもので、これが0になるとゲームオーバーとなる。
また本作はHPがなくなってもゲームオーバーにならないのが特徴的。
HPが0になった後はSANが減る仕様となっており、SANが0にならない限り何度でも復活が可能だ。
あとはもう一つ、本作の個性として「ドライブ」というものがある。
このドライブはエルの育て親である暴食の精霊「イースベルフ」と同化しためちゃつよモード。
変身回数や変身時間に制限はあるものの、性能はかなり強力なので活用したい。
充実の育成要素
本作はRPGにおいて欠かせない育成要素が充実。
まず一つめはエルがベッドで眠った時に移行する「フィート」というシステムについて。
このフィートとはエルの潜在能力を開花させるもので、所謂「パッシブスキル」の獲得場所。
獲得には各自条件があり、満たすとSANが上昇したり、娼館で働けるようになったりする。
イベントに関わるものも多いため、積極的に獲得していこう。
そして二つめは「因子」による装備のエンチャント。
本作は装備に因子を使うことで、その因子に応じた特殊効果を付与することが出来る。
例えば不眠の因子を使えば睡眠の状態異常に耐性が付き、尿意の因子を使えば尿意の増加が早まる。
エロい系の因子はあまり攻略向けではないが、自分の性癖に合わせたエルのカスタマイズも可能となっている。
ちなみに因子はクエストで入手出来る他に、装備の分解によっても入手が可能だ。
そして三つめはエンチャントの強化。
エルはダンジョンで「瘴気結晶」というものを獲得するのだが、それを使ってエンチャントの強化が出来る。
また逆にエンチャントを外すことも可能となっており、装備のカスタマイズ性はかなり柔軟。
いらない能力を外し、欲しい能力を付け、それを強化し、僕の考えた最強の装備を作ろう。
ロリ好きには嬉しいエロ
ここからはエロについてだが、本作のエロシステムは主に2パターン。
一つは立ち絵主体のエロと、もう一つはCGが主体のイベント系エロとなっている。
立ち絵主体のエロは画像のような感じで、主に戦闘時にHPが0になってダウンした時に発生。
エロ攻撃によって絶頂禁止や寄生など様々な状態異常が付き、その状態に応じて変化するエルの反応に注目。
おしっこしたいのに尿道のスライムが邪魔で出来ない…といった感じになったりもする。
ちなみにいちいちダウンするのが面倒な人向けに、自発ダウン機能やフリーエッチが行えるヤリ部屋も完備。
痒いところに手が届く、ユーザーファーストな作りとなっている。
そしてCG主体のエロはこんな感じ。
エロのジャンルとしてはまずロリが中心で、凌辱や異種姦なんかがそれを取り巻いている。
注意点としては最初から最後まで巨乳キャラやシチュが存在しないこと。
あくまで本作のエロはロリがメインとなっており、自分みたいなロリに興味がない人だと刺激が薄いかも。
ただロリを否定している訳ではないので、性癖に合わずともGOODポイントとしている。
エルが無垢で可愛い
ロリに全く興味がない自分だが、それでも終始エルが可愛くて仕方がなかった。
というのもエルは山育ちということもあり、「無垢の塊」とも言える穢れなき純情女子。
少しダウナーな喋り方も良く、見ていて興奮はしないが、子犬を見たときのような愛しさを感じる。
ロリに興味がない人でも「癒やされたい」という願望があるならおすすめだ。
感想:BADポイント
倉庫の利便性
本作の倉庫はほとんどの物を収納出来るが、何故か装備類だけは床に置く仕様。
なので誤って装備の上を歩いた際に拾ってしまう現象が発生する。
ダッシュで乗れば拾わず上に乗ることは可能だが、それでも拾うときは拾ってしまう。
それに性能を見たい際にも都合が悪く、少し管理が大変だなって印象。
梯子の近くには装備を置かない、性能のいい装備の置き場所を決めるなどの対処が必要だ。
一部の絵の違和感
こう言うのも心が痛むが、一部の絵のバランスが少しおかしい。
ただ全部が全部おかしいというわけではなく、おかしいのは一部ではある。
ゲームの作り込みから見て適当に書いたはずがないので、単純に絵が苦手なのかなって印象。
ちなみに非難しているつもりは全くないのであしからず…。
クリアしたら終わり
Ver.1.071での話だが、この時点ではクリア後の追加要素みたいなものはない。
クリアすれば特にやることはなく、ローグライトにしてはあっさり終わった感じがある。
ただ時期は未定ではあるものの、クリア後のやり込み系ダンジョンの実装はもう決まっている。
なのでアプデが来ればこのBADポイントはないものと言えるだろう。
感想まとめ
総評としては「神ゲー」。
ロリに興味がないのでエロの満足度こそ低めだが、これは買う前からわかっていたことなので許容。
自分が本作に期待していたのはゲーム性であり、肝心なのはそこがどうなのかという部分。
結論としては、ほぼ期待通りの作り込みで大満足…というか大・大・大満足。
強いて言うなら難易度が少し低い感じもするが、これは同人ゲームなので色々とあるのだろう。
なので特に不満はなく、不思議のダンジョン系が好きなのであれば買って損はしないはず。
それにゲーム性以外にも良かった点があって、それがエルというキャラクターの純真さ。
エルは色々と行動を起こしてはいるが、結局のところ全ての原動力は「おいしいゴハン」を食べるため。
この真っ直ぐで可愛いらしい想いが何故か心に突き刺さり、物語の評価も爆上がり。
エロも性癖に合ってないだけで作り込み自体は素晴らしく、ロリが好きであればエロいことは明白。
エロ、ゲーム性、物語と全てにおいてバランスのいい名作と言えるだろう。
以上、読んでくれてありがとう!
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