「シナリオ:★★★★★★★★★★+」
「エロさ :★★★★★★★☆☆☆」
「ゲーム性:★★★★★★★★★★」
どうも「抜き助」です。
今回は「群青のオルファネージ ~淫欲に堕ちゆく無垢なる少女~」の紹介・感想です。
サークルは「こみなみ」さん。発売日は2023年1月21日。
壮大な物語が楽しめる泣けるタイプの感動SLG。
戦闘は所謂「マスゲー」となっており、有名どころで言うとスパ○ボとかFEとかそんな感じ。
作り込みはかなり本格的で、同人ゲームの域を超えた質の高いバトルが楽しめる。
主人公は「群青」という施設で暮らす女の子「ニイナ」と「アーミリア」。
舞台はソラハと帝国との戦争が終戦した20年後の世界で、2人は戦勝国であるソラハに住んでいる。
しかしながら、群青は帝国で親を亡くした子が集う孤児院。
なのでソラハ民からの風当たりは強く、「LOSER」と呼ばれ差別を受けている。
そんな中で数々の事件が発生し、群青を中心として物語は予期せぬ展開へ…。
物語が壮大過ぎて簡潔に伝えるのが難しいが、とりあえずの基本設定はこんな感じ。
わかりにくいだろうけど許して…。(語彙力がない)
感想:GOODポイント
読ませる系の泣けるシナリオ
物語は謎の少女が山賊に犯されるシーンからスタート。
本作の基本設定は記事の冒頭を読んで欲しいのだが、この少女は「群青」に所属する女の子。
どういうわけか少女はひどく弱っており、もはや死にかけ一歩手前といったやべぇ状態。
しかし山賊はお構いなしに服を脱がし、そのまま少女を犯そうとする。
必死に抵抗する少女だが、そのとき少女に「謎の呪い」が発動。
すると少女は豹変し、瀕死でありながらもまんこを広げて発情なう。
急激な変化に戸惑う山賊だが、そのまま少女を堪能し、虚しくも少女は息を引き取ってしまう。
そして物語はこの出来事の一年前に遡り、謎多き事の全貌が明らかになっていく。
果たしてこの少女は誰なのか、そもそも何故こうなったのか…。
これは運命に抗う、少女たちの物語である。
街を探索するRPG要素
本作は拠点や街でイベントを見ながら「章」で進行するシミュレーションRPG。
画像は拠点でのゲーム画面で、「情報収集」からイベントを見るのが主な流れとなる。
また画像右上のゲージは「誠淫ゲージ」となっており、イベント内で提示される選択肢によって可変。
物語の結末に作用し、エロイベントの解放条件にも関わるものとなっている。
そして拠点とは別に「探索マップ」というものがある。
これは街を自由に探索出来るというシステムで、やることとしては拠点と同じくイベントの回収。
フキダシや♥マークが付いたNPCと会話を行い、物語を進めよう。
進め方がわからなくなった際のヒントなんかもあり、テンポ感は良好となっている。
本格的なマスゲーSLG
ここからは戦闘について。
本作はスパ○ボやFEのようなマスゲーのSLGとなっており、出撃画面はこんな感じ。
ここで装備を整えたり、アイテムを購入したり、キャラごとにスキルを設定したりする。
ちなみにスキルにはコストがあるため、覚えたスキルを全て使うことは出来ない。
状況に応じて付け替えながらステージに挑もう。
というわけで、準備が出来たらいざ戦場へ。
基本としては各ユニットを選択して移動や攻撃を行う定番のマスゲー。
青のマスは移動範囲で、赤のマスは攻撃範囲、そして敵に隣接すると攻撃が行える。
また特定のキャラが隣接していると使える「合体技」なんかもあり、その作り込みはもはや商業レベル。
良い意味で「普通にマスゲーじゃん…。」と驚いたほどだ。
そして敵に攻撃した際にはハイクオリティなドットアニメーションが展開。
当然このアニメーションはキャラや武器、合体技によって異なり、そのバリエーションは豊富も豊富。
中にはカットインが入った大掛かりなものもあり、とにかくめちゃくちゃにかっこいいのが印象的。
チラッと見えるパンツなんかも目に優しく、作者さんの「本気」を感じることが出来る。
膨大なエロシーン
本作のエロシーンはとてつもなくボリューミー。(シーン数は100)
テキストの作り込みも半端ではなく、どのシーンにおいても手抜き感を一切感じない。
また快適性についてもよく考えられており、全てのエロシーンでスキップが可能となっている。
もちろんスキップしたシーンは回想に追加されるため、後から好きなタイミングで閲覧が可能だ。
ちなみに自分はほぼスキップなしで進めたが、プレイ時間が30時間を超えている。
なので時間がない人はスキップを活用し、まずは本編に集中した方がいいのかもしれない。
あとはそれほど多くはないが、戦闘中にもエロがある。
画像のようなドットエロとなっており、ステージにあるピンクの魔法陣に乗れば発生する。
このエロは主人公である「ニイナ」専用のもので、パコるとニイナのステータスが大幅にアップ。
特にデメリットはないため、魔法陣を見かけたら積極的に踏みに行こう。
とにかく大ボリューム
エロのボリュームもさることながら、本作はゲーム部分もボリューミー。
そもそも物語だけで10時間以上はかかり、そこに加えてギルドでのサブクエなんかも充実。
内容もイベントを見るだけといったものではなく、サブクエ一つ一つに専用のステージが用意されている。
またサブクエの他にも「希望の栞」というコンテンツがある。
これはサブヒロインごとに用意された短編シナリオみたいなもので、こちらのボリュームも圧巻の一言。
特別なEDを見るための条件にもなっているため、見つけたら積極的にクリアしていきたい。
ちなみにここまでサブヒロインについてノータッチだったが、本作には5名にも及ぶサブヒロインがいる。
全員が群青に所属する仲間となっており、彼女らとのやり取りは癒やしそのもの。
まさしく本物の信頼関係といった感じで、そのへんの描写も物語でウルっときてしまう要因の一つだ。
感想:BADポイント
武器に使用回数がある
本作の武器はメインとなる武器を除き、そのほとんどが消耗品。
基本的に武器には使用回数が設けられており、攻撃を行うたびに減り、0になると紛失する。
この使用回数は気にしないでいいほどに「余裕」があるのだが、自分の性格的に「もったいない病」が発病。
使用回数に制限のない武器ばかりを使ってしまい、結局最後まで他の武器を使う機会は少なかった。
これは性格による部分が大きいので何ともだが、個人的にこの仕様はいらなかったのかなと思う。
香るCGの使い回し感
シーン数が膨大過ぎるが故、どうしても同じCGを見る機会がちらほら。
シーン数100に対してCGが70枚なので、やや使いまわし感が目立つのかなって印象。
ただまぁ実際のところそれほど不満というわけではなく、普通に全然許容範囲内。
ちょっと無理矢理に探したBADポイント。
ニイナが少しかわいそう
かわいそうだからこその物語なのだが、それにしてもやっぱりかわいそう。
ニイナはある目的を達成するため、色んな男とパコリまくることになる。
ただ本来のニイナはこんなビッチではなく、心がべらぼうに綺麗な天使のような女の子。
めちゃくちゃにいい子となっており、その分同情しちゃう場面がちらほら。
これを悪いというつもりは全くないが、人によっては興奮しない可能性はあるだろう。
感想まとめ
総評としては「神ゲー」。
開発期間4年という作り込みは伊達ではなく、エロもゲームも楽しめる超大作。
特に個人的にはシナリオに一目置いていて、ここまでウルっときたのは「デモンズルーツ」以来。
あまり記事で上手く説明は出来ていないが、正直この物語を簡潔に伝えるのは至難の業…。
それほど物語が壮大となっており、一言では語り切れない良シナリオとなっている。
おそらくほぼ全ての人が「ニイナぁ~!!」と心を揺さぶられることだろう。
特に最後のあの演出はちょっとズルい…。おじちゃん泣いちゃったよ。
とまぁそんな感じで、物語に関してはほぼ満点。
あとはゲーム部分についてだが、これもまたほぼ満点に近かったりする。
良い意味で普通にマスゲーだし、ドットアニメーションが非常にかっこよく、見ていて痛快で爽快。
エロこそ少しピンとこなかったが、マスゲーが好きな人や物語を重視する人におすすめ。
気になる人は体験版だけでも遊んでみよう。
以上、読んでくれてありがとう!
コメント